第63話 エンジン腰上バラシ |
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作業日 2010/9/11 |
さてさて、今回は、セローエンジンの腰上をTW200腰下にポン付けで乗っかるかどうかを検証してみます
むしろ、エンジン周りも自分でやって見たくなったって言うのが本音ですが(笑
まず、最初にセローエンジンへの載せ換えですが、
セローエンジン本体をそのままセローエンジンへ乗せ換える事は出来ません
ある程度の小細工、加工は必要になりますので方法をいくつか挙げておきます
簡単ほうから挙げていくと
@某XT125系エンジンのチューナーに御願いする
オオフミ少年日記
⇒現在のメインの243エンジンは上記チューナーの方に組んでもらいました
バッチシですよ
今回は、自分でやってみよ〜ってことで、考えていません
A某社の換装ドライブシャフトを付けてポン付け
⇒某社で販売中止になってる商品です
なんで、販売中止になったんでしょうね・・・
予想だと、強度の問題ですかね〜
唯でさえ、2点支持のドライブシャフトを中間で2分割されてしまうわけですし・・・
または、ドラシャ自体がオイルラインになってたから、オイル漏れでもあったんでしょうかね〜
非常に気になります
問題点が妥協できる点であれば、購入も考えてしまいますが
とりあえず、手に入るかどうかも分からないので、見送り
B腰上のみセローに換装し、214cc化
⇒未確認情報ですが、そのまま載るかも!?と言う情報をキャッチ
今回はコレを試して見ましょう
C一層、腰下とミッション、ドライブシャフトまで移植させて、6速TW225化
⇒え〜と・・・上記チューナが行ってますね
どうやるかは、中身をジックリみないと分かりません(汗
さてさて、本題に戻り、今回使用するエンジンがコチラです
工場長様より、ガレージに置いといて〜と言われて、
ドゥカティエンジンと一緒に置いて行かれた物を拝借しました
※ホントはドゥカティエンジンを載せてみよかな〜と思ったけど(笑
ちなみに今回は、作業を覚える事も踏まえて、作業手順を書いていきます
まずは下準備
エンジン本体を綺麗に洗います
ゴシゴシと歯ブラシと靴洗いようのブラシとママレモン1本使って洗いました
結構大変でしたよ
@早速、本格的な作業開始です
まずは、プラグを外します
Aインマニを交換する場合は外します
特に今のタイミングで外すことも無いですが、固着してる可能性もあるので手元が固定しやすい
今のタイミングで外してあげました
画像のインマニは亀裂が入ってる為、交換時期ですね
Bチェーンテンショナーを外します
コレ外さないと、カムスプロケが外せません・・・
Cカムスプロケカバーを外します
何故か、プラスネジで止まってます
コレが、非常に舐めやすくて困ります・・・
使用するプラスドライバーは確か#3だったはず!?
間違っても、#1や#0なんて使わないように!!
ネジを外した後は、プラハンなどでコンコンと叩けば取れます
Dピストンの位置を上死点に合わせます
スプロケの矢印の部分を、○の中の突起部分に合わせますと自然に合います
※フライホイールでも位置は見れますが、窓が小さいので
カムスプロケカバーで見ました
腰上をいじらない場合は、フライホイールで位置を見るのがベストです
E緑○のストレートスクリュプラグを外します
材質はプラなので、非常にナメ易いのでご注意を
マイナスドライバーでも大丈夫ですが、コインドライバーや、500玉の方が開けやすいです
※赤○のストレートスクリュプラグは前述のフライホイールからの上死点位置を見ると時に開けます
両方、確認するのが、無難かも知れません
Fカムチェーンスプロケットを外します
Eで開けた、ストレートスクリュプラグの中に大きなナジがあるので、
そのネジを押さえ回し止めにして、カムチェーンスプロケのネジを緩めます
この作業の為に、スピナーが2本あると、作業がやり易いです
ボルトを外した後は、カムチェーンラインより、ワッシャーを落とさないように注意しましょう
Gカムチェーンスプロケを外した後は、チェーンをエンジン内へ落とさぬように固定します
ヘッドチューンのみする場合は、チェーンをアイドラギヤより外れぬように、テンションをかけて置くと
今後の作業が楽になるそうです
腰上を全バラするので、軽く止めておいただけにしました
※腰上全バラにする場合は、特に止めておかなくて、チェーンは後で回収できるそうです
Hシリンダーヘッド取付ボルトを外します
○の4箇所と写真では見えませんが、←の部分の2箇所を外します
一度に、外さす、全体的に2、3回に分けて緩めていくのがコツです
シリンダーヘッドの摘出完了です
固着も無く、簡単にはずせました
Iシリンダーを取り外します
緑○のネジを外します
シリンダーを取り外す際には、ゴミなどがクランクケース内に落ちないように注意です
ちょっとだけコチャクしてたので、プラハンでコンコン叩いていたら、外せました
Jピストンを外す際には、ピストンピンサークリップをケース内へ
落とさないように、ウエスで養生しましょう
一度、落としたことありますが、取るの大変ですよ(笑
Kサークリップを外します
ペンチなどで挟めば、簡単に飛んでいきます(笑
キチンと挟んで、飛ばないように注意して外しましょう
ピストンピンは、反対側から押し出しあげれば、取れます
これで一通り摘出完了です
ピストンとシリンダーとシリンダーヘッド、ピストンピンです
ピストンヘッドはカーボンの蓄積がヒドイですね^^;
一応先に、シリンダーのガスケットを剥がしておきます
実は、この作業が一番、時間掛かりました・・・
一体なんでこんなに、ガスケットが硬いのでしょう???
疲れちゃった・・・
そんな訳で、TWのシリンダーとセローのシリンダーを並べて上げました
TWシリンダーはタコメーター取出口の部品取りでの為に手に入れたエンジンをバラシました
左がTW、右がセローです
ピストン高さも違いますね〜
左がセロー、右がTWです
ピストンヘッドの形状も違いました
セローの方が、バルブの逃げの削込がしてありました
そんなわけで、今回はココまでです
久々のTWネタだったので息切れです(笑