第49話 左クランクケースカバーのオーバーホール

 
作成日 2008/10/6

前回のエンジンの水没は大方、片付いてきました
※作業終了次第UP予定

今回は、時期作業も視野に入れたクランクケースカバーのOHを行います
用意するのはコレ〜

実はコレ、予備用のケースカバー
今後行う加工ベース用に取って置いたのだが、
今回使用することにしたので加工の下準備も兼ねてOHすることにします

ちなみにこのカバーはちょっと特殊でドライブシャフトの軸受けが組み込まれてるので
ちょっとだけ注意が必要です
それに伴い、軸受け部に潤滑用のオイルラインが設けられてるのでゴミ等が入ると面倒な事になりそうです


写真@軸受け部の潤滑オイル用の入り口
写真A軸受け部ベアリング 6203(ノンシール)
  オイルシール SD 17 40 5

今回のOH対象とするのが、この写真の部分です
長期保管に伴い、間違いなくゴミ等が溜まってるハズなので掃除します
ついでに、ベアリングのガタツキがあるので交換しちゃいます

ま〜こうやって簡単に書いてはいますがこれがかな〜り苦労しました・・・
まず、写真Aの部分にあるカバーを外さないといけないのですが、
ヤマハお得意の+ネジ・・・
さらにネジロックのオマケ付き!!
不器用な僕はもちろんネジの頭を潰して涙目(/_<。)ビェェン
他にも、加工下準備の作業があったので、ジェネレータコイルのネジも外すのですが、
2本舐めました・・・


仕方ないので、ネジ頭をドリルで落として各部品を外します
残ったネジは突き出してるものに関しては、
バイスプライヤーで口が丸いペンチで挟んで回しました(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
※あんまり力掛けすぎるとペンチが折れるので注意・・・
ペンチで掴めない場所に関しては・・・
ドリルでもんでしまいました
あとはワンサイズ大きいタップを立てたらなんとか解決(-ω-)/


あとは、いつものようにプーラーでベアリング+オイルシールを撤去します
ここは比較的楽に外せたので良かったです^^


外したベアリングがこれ↑
オイルシールは大分ササくれてたのでダメデスね・・・
ベアリングはノンシールの割には、摩擦係数がでかく段付きも見られたのでこれもダメ
両方とも新品と交換します

ケース内部はキリコと古いオイルで一杯なので清掃します
特に上記の写真で示した写真@の部分に関しては詰まりが無いかも確認します

綺麗に出来たら、ベアリングとオイルシールを圧入して完了です!!
いや=疲れた(^^;

と、ま〜ここまでは良かったですが、やっぱりトラブルがありました・・・
ドリルでもんだ場所をワンサイズでかいキャップボルトを打ち込んだですが、
キャップの頭が干渉する・・・
仕方ないので、グラインダーで削っていき薄型の頭に居ました
幸いSUS製なので、多少削るくらいなら強度的にも問題ないっしょ

なんとか、これで終了です
あとは取り付けだけですね〜
取り付けは次回にします

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